11月に入り、秋も深まってきました。街の木々は色づき寒さが増してきたこの頃、
心温まる季節の訪れを感じます。
この時期は感謝祭や年末に向けた準備が始まり、家族や友人との絆が一層深まる時期です。
温かい飲み物を片手に、心地よい時間を過ごしたいものです。
技術屋集団コスモマンの一人「たかし」です。
今月の9日は弊社の創業記念日です。26年目に突入します。
30年目指して日々進化を続けたいと思います。
<RE:ロボット教室 第12軸 〜ロボットプログラム③〜>
今回はロボットプログラムを設計する際の『プログラムの工夫』についてお届けします。
我々がロボットのプログラムを作成する時に気を付けている事で、
特に以下の3点を紹介致します。
①ティーチングポイントはできるだけ少なく
②可能な個所のティーチングレス
③シンプルに、見易く
①ティーチングポイントはできるだけ少なく
ティーチングポイントを多くすると、その分現場での立ち上げに時間が掛かります。
効率良く立ち上げできる様に、事前にシミュレーションソフトで
動きを検証し、洗練された動作のプログラムを作る様にしています。
②可能な個所のティーチングレス
現在は、ロボットを使うのであれば多品種をこなせることが必須条件になる事がとても多いです。
ワークのサイズチェンジや品種切替に対して、タッチパネルで設定を切り替えるだけで、
自動的に対応できる様にロボット及びPLCやPCの連携、画像処理等を検討します。
プログラムを考えたり作る時間は多少増えますが、後々お客様が使い易い様、
設計時に頭をフル回転させて作り込みます。
③シンプルに、見易く
正しく動作していればこれが正解というものはありません。
同じ動作でも、書き方は人によって様々だと思いますが、コスモ技研では以下をポイントとしています。
●意味のある変数名:
変数や関数には、その役割を反映した名前を付けます。
●コメントの活用:
設計者の意図や思想、複雑なロジックについて、簡潔なコメントを追加します。
●プログラムの分割:
大きなプログラムは、機能ごとに小さなプログラムに分けて、再利用性を高めます。
●一貫性のあるスタイル:
コーディングスタイル(関数名の命名規則、プログラム名称など)を統一することで、
全体の可読性が向上します。
●空白行の利用:
プログラムのブロックを分けるために、適度に空白行を使い視覚的に整理します。
●資料化:
プログラム全体の説明や使い方について、ドキュメントを作成しておくと他の人にも理解し易くなります。
こういった事に注意する事で、何年か後に改造やメンテナンスでプログラムを確認する時に
各段に効率が良くなります。
プログラムの工夫も大切ですがこういった工夫を通して、
少しでも使う方々が扱い易いシステムになる様に心掛けています。
お陰様で弊社が導入した設備やシステムでは、導入後に「使い方がわからない」といった
お問合せはほぼありません。
これからの寒い季節も心に温かさを忘れずに過ごしていきましょう。
今月も新たな発見や感謝を見つけていきたいですね。
読んでくださった皆様に心から感謝します!
それでは今月も「ご安全に!」
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